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HOME 医療関係者の方 RGPレンズの夜間装用と 連続装用に関して
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
日常生活時の大半を、視力矯正器具なして過ごせるというオルソケラトロジーの特徴は、ほとんどの患者にとって夜間装用、夜間治療をとても魅力的なものにする。RGPレンズを連続装用で処方した経験のない医師にとって、夜間装用レンズに気が進まないといった事実はあるかもしれない。

しかしながら、これまでの臨床から、高DK値RGPレンズの連続装用は現在のハイドロフィリック連続装用レンズよりもはるかに角膜に及ぼす影響が少ない。高Dk値RGP素材は、安全な連続装用の基準値を満たしている。すなわち、EOP(平衡酸素率)10%を満たす。
感染症角膜炎の発生率は連続装用ソフトコンタクトレンズの半分である。

また、就眠後の角膜腫脹は3~4%である。自覚的な輪部の充血、角膜低酸素指数はソフトコンタクトレンズ連続装用で増加し、夜間装用により起きる軽度の角膜浮腫の回復もRGPレンズの方がソフトコンタクトレンズよりも速い。これはレンズを装用したままの状態で計測された結果で、起床時にレンズをはずせばより速い回復反応を示すであろう。
したがって、RGP連続装用に慣れていない処方医は、角膜の生理的変化が最小限であることに好意的な驚きを感じるかもしれない。最初に患者を検査できるまでには(おそらく起床後1時間)、角膜のしわ、代謝ストレスを示す兆候、Grade1以上の角膜染色も認めなくなっている。
 
メリット デメリット
- 日中に視力矯正器具が必要ない
- 快適さ
- 3時9時染色を認めない
- 両親等によるレンズモニタリングが容易 レンズの紛失が少なくなる
- 早期に夜間装用が可能である。装用期間を延ばすことによって、 より早い結果が得られる。
- よい結果を得るために、適切な屈折値と離心率データを得る必要がある。
- 固着が問題となる場合がある。
- 稀であるが、重篤な合併症が起こりやすくなる。
- レンズ材料がより高価
- 日中の理想的な視力を得るためにより質の高いフィッティングが必須である。
 
 
閉眼時には涙液ポンプが働かないために、RGPレンズの夜間装用中には涙液の停滞が生じる。コンタクトレンズ下の涙液流は、レンズによって引き起こされる眼炎症の発症において重要な因子である、涙液が停滞すると、分解された老廃物、汚れや細菌がレンズ後面と角膜上皮の間に閉じ込められてしまう。それに加えて、コンタクトレンズ装用によって涙液層に乱れが生じることも明白である。コンタクトレンズ装用時に緑膿菌感染を生じる因子の1つは、装用時に涙液の粘液層の欠損であることを多くの研究者が証明している。コンタクトレンズを装用していない眼では、緑膿菌の角膜上皮への接着は粘液層によって阻害されている。